米津玄師もYOASOBIもボカロPだった!
日本を席巻するアーティストとして
知られるボカロPたち

『パプリカ』や『Lemon』が大ヒットし、子どもから大人まで幅広い世代から愛されている米津玄師がボカロPだったというのは有名な話です。

実は、米津さんのようにボカロP出身のアーティストは数多く、ボカロを用いた楽曲制作がアーティストへの道を拓くための重要な”場”となっていることが注目されています。

今回は、米津さんを始めとするボカロP出身の有名アーティストについての紹介と考察をまとめました。

米津玄師/ハチ

米津玄師さんは、ボカロP時代は「ハチ」という名前で活動していました。メジャーデビューしてからは「米津玄師」の名前で活動していますが、「ハチ」は封印したわけではなく「いつでも戻って来られるように」と残しているそうです。

[プロフィール]
  • 本名:米津玄師
  • 出身:徳島県
  • 生年月日:1991年3月10日
  • ボカロPデビュー:2009年5月20日
  • 使用ボカロ:初音ミク・GUMI・巡音ルカ
  • メジャーソロデビュー:2013年 5月29日
  • [ハチとしての代表曲]
  • マトリョシカ
  • パンダヒーロー
  • [米津玄師としての活躍と代表曲]

    米津玄師としてメジャーデビューしてからは、ドラマの主題歌やイベントのテーマ曲としてさまざまな楽曲が起用され、一躍時の人となりました。特に『パプリカ』は、子どもたちの支持を集め、ファン世代の幅を大きく広げました。

  • Lemon
  • パプリカ
  • カイト
  • Ayase(YOASOBI)

    幼い頃からピアノを習い、もともとバンド活動をしていていたAyaseは、ボカロPとしての処女作『先天性アサルトガール』で、初めての楽曲とは思えないクオリティを見せつけます。そして、代表作である『ラストリゾート』が殿堂入りし、人気ボカロPの仲間入りを果たしました。

    [プロフィール]
  • 本名:非公開
  • 出身:山口県
  • 生年月日:1994年4月4日
  • ボカロPデビュー:2018年12月24日
  • 使用ボカロ:初音ミク・flower
  • YOASOBIメジャーデビュー:2019年12月15日
  • [ボカロP:Ayaseの代表曲]
  • ラストリゾート
  • 幽霊東京
  • [YOASOBIのコンポーザーとしての
    活躍と代表曲]

    2019年10月に、シンガーソングライター『ikura』とユニット『YOASOBI』を組み、小説を音楽にするというテーマで活動を始めました。星野舞夜の小説『タナトスの誘惑』をモチーフにしたデビュー曲『夜に駆ける』が爆発的にヒットし、注目されます。

  • 夜に駆ける
  • 怪物
  • n-buna(ヨルシカ)

    2012年に、最初のボカロ曲『アリストラスト』をニコニコ動画に投稿した時、n-bunaさんはまだ16歳の高校生でしたが、当時は年齢を明かしていませんでした。本名も年齢も明かさない「謎めいた人気ボカロP」として、そのミステリアスさとハイペースな新曲リリースが注目を集めていました。

    [プロフィール]
  • 本名:非公開
  • 出身:岐阜県
  • 生年月日:1995年8月17日
  • ボカロPデビュー:2012年3月2日
  • 使用ボカロ:初音ミク・GUMI・miki
  • ヨルシカのメジャーデビュー:2019年
  • [ボカロP:n-bunaの代表曲]
  • 透明エレジー
  • ウミユリ海底譚
  • [ヨルシカのコンポーザーとしての
    活躍と代表曲]

    2017年に、ボーカリストのsuis(スイ)とユニット『ヨルシカ』を結成し、n-bunaは作曲とギターを担当するようになります。『春泥棒』や『心に穴が空いた』など、複数の楽曲がCMに起用され、認知度を上げて多くの若者たちに愛されるようになっていきます。

  • 春泥棒
  • 心に穴が空いた
  • ただ君に晴れ
  • ネット投稿からメジャーデビューへ

    アーティストとしてデビューするとなると、プロデューサーがデビューに向けて様々な宣伝戦略を立てて、華々しく芸能界に登場するというイメージが強かった中、昨今のアーティストたちのデビューの道筋は変わりつつあります。

    最近の傾向として、ネットで話題になり、そこからメジャーデビューするケースが非常に増えているのです。これはミュージシャンだけでなく、芸人やモデル、俳優など、あらゆるジャンルにおいて共通しており、ネットで「バズる」ことがデビューのきっかけになることも増えてきました。

    ネットで既に知名度が上がっている状態でのメジャーデビューは、ファンがついていることや認知度が高いことなどから、スポンサーがつきやすく、芸能プロダクションも注目しています。彼らは「確実に売れる」という金の卵と言っても過言ではないのです。

    音楽業界からも注目されるボカロPというアーティスト

    まだボーカロイドが発売されたばかりの当時は、ボカロ曲を作り投稿する「ボカロP」たちは「趣味の延長」という感覚で見られていました。それが、ハチ(米津玄師さん)をはじめ、実力派アーティストとして次々に世に羽ばたいていく人材を生み出したとして、ボカロPが立派な職業、アーティスト、ミュージシャンとして注目されていきます。

    ネットで既に知名度が上がっている状態でのメジャーデビューは、ファンがついていることや認知度が高いことなどから、スポンサーがつきやすく、芸能プロダクションも注目しています。彼らは「確実に売れる」という金の卵と言っても過言ではないのです。

    ボカロPは、顔出しせず、本名や年齢などの素性を隠して楽曲を投稿することが可能です。それゆえに、より素直で自由度の高い音楽表現が実現できます。これにより、視聴者の心を鷲掴みにするような魅力的でセンセーショナルな曲が次々に生まれたと考えられます。

    ボーカロイドを用いた新たな「音楽表現・自己表現」は、ひとつのアート、そしてカルチャーとして市場を拡大し続けています。その中で躍進するボカロPたちの活躍に、今後も注目したいところです。

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